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ギブソン EDS-1275は1962年にギブソンから発売された、SGのデザインをベースにした、6弦のと同12弦のダブルネック・タイプのエレクトリックギター。 == 概要 == 元々は1958年頃からごく少数が特注で製作された、同社のフルアコースティックタイプのエレクトリックギターES-175のダブルネックカスタムモデルを「EDS-1275」と呼んでいた(但しボディがスプルースをトップに張ったかなり薄いホロウボディである)。これは、世界初の12弦ネックを持ったエレクトリックギターでもある。6弦/12弦の他に、極めて希少ながら6弦とマンドリンという組み合わせも存在した。その後、1961年にギブソン・レスポールがSGへとモデルチェンジしたことを受け、翌1962年より現在まで続くSGベースのボディデザインで、マホガニーのソリッドボディギターとして、受注生産と言う形で生産されることになる。 12弦ギターには「美しいコード音を出すことができるが、ソロプレイには向かないためステージで使用しづらい」という弱点があったが、EDS-1275は1つのギターのボディに12弦と6弦のネックを一緒にくっつけてしまうことによってこれを解決した変形ギターである。また、スイッチ操作一つで6弦と12弦を切り替えられ、6弦、12弦でチューニングを変えることで、多彩なサウンドを得るといった使用法も可能。ジミー・ペイジモデルという印象が強い。 EDS-1275には実は、2種類のボディ仕様がある。以下に便宜上その2タイプをA、Bとして話を進める。 大きな相違点は12弦側のヘッドの長さで、その長さはAタイプとBタイプのペグの配置間隔が違うことに由来する。Aタイプは6弦側と等間隔に配置され、12弦側はその各ペグの間隔の1/2分6弦側よりもナット側に配置されている。対してBタイプは、各ペグの間隔がクルーソンペグにおけるギリギリまで詰めてあり、これはフェンダーのストラトキャスター等とほぼ同じである。結果ヘッドの長さもAタイプの方が一目瞭然に長い。また、ヘッドの裏側を見ればペグの間隔の違いがはっきりと認識できる。 もう一つ、ボデイのカッタウェイ部分において、Bタイプは切り取られままのシンプルな構成であるのに対し、Aタイプはボディ上面とカッタウェイ断面の直角に形成されているエッジが約5mm程度の幅で丁寧に処理されている。このエッジ処理によって幾分Aタイプの方がハイポジションでの演奏性が高いといえる。 ジミー・ペイジやジョン・マクラフリンが使用しているのがAタイプで、近年発売されているドン・フェルダーのモデルがBタイプにあたる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ギブソン・EDS-1275」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Gibson EDS-1275 」があります。 スポンサード リンク
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